池田断層の南端近くに位置する入野には、小型の台地地形を形成する溶岩体が鬼門平断層崖に連なる形で拡がっています(lir)。右の画像をクリックすれば、入野溶岩に接する鬼門平断層崖の露頭をご覧頂けますが、これが宇井(1967)[1]にある“南落ちの東西断層”であるか否かは確認されていないようです。
上部が耕作地として利用されていることから溶岩流の原地形は失われており、阿多火砕流堆積物との序層関係も不明ですが、台地沿いに東側を苙口に向かう道路の崖で露頭を確認することができます。
年代値はなく、岩相とほとんど熱水変質がみられないという観察結果により古期指宿火山群由来として分類されている斜方/単斜輝石安山岩溶岩です。
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